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香港ですら簡単に入れない。本家、中国人の苛立ち [通行証]

外信コラム   産経新聞より
「俺は中国人だ。自由に出入りできないのか!」

香港空港で入境待ちの列に並んでいたとき、係官に猛然とくってかかる男がいた。
書類に不備があったらしく、係員は男を別室に連れて行こうとしていた。

中国の一部ながら「一国二制度」が適用されている香港とマカオへは、中国本土の人も
パスポートに準じた「通行証」がなければ入境できない。男は逆上して香港の制度まで
罵った。

日米欧など外国人パスポートの多くは香港やマカオにすんなり「ビザなし」入境が
できる。入境後、食事した香港人の友人は「国家や地域、その住民の国際的な信用力の
問題さ」と言って、ある表を見せてくれた。

シンガポール紙がまとめた、各国地域のパスポートでどれだけのビザなし入境が可能
かのランキング表だった。それによると1位は173か所に自由に行ける英国、ドイツや
オランダ、米国などが続く。4位グループの日本は、アジア随一の信用力の高さだ。

中華圏ではシンガポールが6位、香港14位、台湾25位、マカオ33位だが本家の
中国はルワンダなどと同じ82位、下には北朝鮮やイランなどしか見当たらない。

国際社会はおろか、香港ですら簡単には受け入れてもらえない苛立ちにも似た思いが、
空港で騒いだ男の心に去来したのだろう。(河崎真澄 「上海余話」)

が書かれていた。

この話は意外な現実の姿であった。一国二制度の難しさを感じた。


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タグ:一国二制度
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